十七の詩

二三十歳

 

いつしかみんな

いつしかみんな
その時を必死になって
生きるために手を取り合い
くるしみをわかち合う日がくるだろう
それが人間の姿だというように

信じていたい
星の数をかぞえ
たたずむこの日々が終わり
新しい朝日をあびる時がくることを
それが私の姿だというように

こごえるような長い冬がおとずれ
ひとつの灯を見つけようと
本当の声をかけあう日がくるだろう
それが人間の姿だというように

光を見失い
土の中でいじける人たちも
天下をわがもの顔で歩く人も
生きるために集まる日を見るだろう
それが人間の姿だというように

それが私たちの姿だというように

こがらし

足を一歩前に
出そうとしても
人前ですなおに
笑おうとしても
いつもしくじっていた

できないことでも
やればできるという心がけ
時は知らぬまにたち
こがらしが吹きはじめていた

知識を身につけろ
君にはそれしかない
情けを忘れずに
君にはそれだけ
クールにことを運んで

できないことでも
やればできるという心がけ
時は知らぬまにたち
こがらしが吹きはじめていた

若いときというのは
日曜日みたいにはいかない
街で買い物したり
わいわい騒いでるわけには

できないことでも
やればできるという心がけ
時は知らぬまにたち
こがらしが吹きはじめていた

夜のつぶやき

涙を流してはいないか 夜を見つめてはいないか
朝がくるんだ どうしても さけられないんだ
それなら夢をたくさん見るほうがましさ
はやくねどこにはいりなよ くよくよしないで

にが笑いでごまかして てれ笑いも使いあきたのか
道はあるんだ どうしても さけられないんだ
それなら自分にすなおな方がましさ
心の片すみにとじこめた君自身を見せておくれよ

言葉は悲しくないか むなしさでとぎれてはいないか
人はいるんだ どうしても さけられないんだ
それなら君の世界を広げるほうがましさ
それでも 明日になると君はしずんでいるんだろ

闇に鏡を見る女

愛をわかちあいたいだろ
苦しみなぐさめあいたいだろ
だれでもそうさ
君だけの夜がくらいんじゃない
それなら人に手をさしのべる方がましさ
君のまわりをみつめてやれ 心のままに