二三十歳

二三十歳

十七の詩

いつしかみんないつしかみんなその時を必死になって生きるために手を取り合いくるしみをわかち合う日がくるだろうそれが人間の姿だというように信じていたい星の数をかぞえ...
二三十歳

ひとこいしい。ひとがこいしい。孤独はもういやだ。

恋を知らないもの(二十二歳 秋頃)ひとこいしい。ひとが恋しい。孤独はもういやだ。孤高?バカぬかせ。そんなもん偽りじゃないか。すべてを超えた所──善も悪も美も真も...
二三十歳

静かにすること。まっすぐな矢となること。

静かにすること。まっすぐな矢となること。人に逆らわぬこと。愛するのは難しいので、まずは無抵抗から始めること。神経を疲れさせぬため可能なかぎり肉体を働かせること。...
二三十歳

はたちの詩

誰にも負けない勇気がほしい 約束のない 言葉がほしい風が吹いてもつぶれぬような強くがむしゃらな 心がほしい
二三十歳

何もかも新しく始めるんだ。

何もかも新しく始めるんだ。とにかく急速に身辺は変わりつつある。新しく文学をやり始めるんだ。新しく仕事をやりだすんだ。新しく生活をつくりはじめること。みすぼらしい...
二三十歳

俺はもう、あこがれない、何にも

芸術の使徒(二十三歳、十二月のノートから)俺はもう、あこがれない、なににも。偉大な作品のみが俺をつくる。そして俺は無心に、かつ乱心に日常生活をなめつくす。力が飽...